住宅ローンの賢い返し方
繰上げ返済はおすすめしない
では、住宅ローンの賢い返し方について解説します。
早期の完済を目標に繰上げ返済を実施する方がいますが、余りおすすめできません。
住宅ローン控除を受けている期間は、所得税・住民税控除の恩恵を受けられるのに、控除額を減らす結果になり、自ら恩恵を放棄することになりかねないからです。
しっかりとこの恩恵を受けて、手元の資金を蓄えておくことが、何がこの先あるか分からない人生の中では非常に大切になります。
住宅ローンは保険
もう一つは保険という視点から見ます。
大病を患う可能性や万が一に備えて死亡保障も備える40代は、住宅ローン申込み時に団体信用生命保険にも加入しているはずです。
手元の資金を繰上げ返済した後に、万が一の事態が生じてしまった場合、どのみち住宅ローンは団体信用生命保険によって残された家族に負担は負わせることなく返済されます。
そうすると、万が一にも世帯主が亡くなってしまった場合は、繰上げ返済をしたお金は全くの捨て金、無駄になってしまいます。
また、上記に説明した教育費用や老後の年金が十分に確保できていないのに、繰り上げ返済を行うのはリスクが高過ぎますので止めておいた方がよいと思います。
最後に
40代は上記に述べたように教育費や年金、マイホームなど実際に出ていくお金や準備しなければならないお金も多いことから、将来のご家族のライフプランを踏まえる必要が出てきます。
どのように住宅ローンを借りるのか、いくら借りるのか、毎月どのくらい返済するのか、自己資金はどれくら出せるのかなど、詳細に詰めることで住宅ローン破綻・老後破綻を回避することができます。
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