住宅ローンの賢い借り方

40代の住宅ローンの賢い借り方・返し方

この記事は約 4 分で読めます。

セキスイハイムで家を建てられる施主の方には40代が多いようですが、住宅ローンの借り方や返し方が20代・30代の施主の方と異なることはご存知ですか?

働き盛りで「責任世代」とも呼ばれる40代は、お子さんの教育費やご自身とご夫婦の老後も見据えなければなりません。そのような状況の中で多額の融資を受けて、新築一戸建てを建てるわけですから、将来設計を緻密に行った上で住宅ローンを借りなければならないことは明らかです。

つまり、住宅ローンの借入額や月々の返済額も「このくらいかな」という曖昧で適当なものではなく、根拠のある数字にしなければ、近い将来に住宅ローンの返済に窮して破綻の一途を辿ることになりかねません。

本記事では、40代にターゲットを絞って住宅ローンの借り方と返し方をお金のプロであるファイナンシャルプランナーの視点から解説しますので、是非参考にしてください。

教育費問題

40代になると、お子さんがいらっしゃるご家庭では教育費の負担が重くのしかかってきます。

例えば、小学校から中学校へ進学する際には、制服・体操服・鞄・靴など一式を揃えるだけでも10万円以上(私立中学受験の場合は入学金等に30万円以上が必要なため、総額50万円程度は準備が必要)、高校や大学へ進学することが迫っている場合は、部活費に塾代・予備校代と学校の内外で掛かる教育費は増すばかりです。

教育費と住宅ローン

このような状況の中で、マイホームを持つわけですから、教育費を考えて、住宅の自己資金(頭金)の支出額や住宅ローンの返済額を検討しなければなりません。

一般的には、お子さんの大学進学時(17歳)までに300万円~500万円程度の教育費を学資保険や積立貯金などを利用して用意していると思いますので、既に積み立てているこの教育費は住宅資金には決して充てないでください。

基本的には、大学進学時のまとまった教育費以外は、毎月の収入から支出するということを心掛けていただきたいと思います。

仮に大学費用の積立てをしていないというご家庭があれば、お子さんの年齢にもよりますが、最低300万円を目標として、17歳(大学入学試験合格後の納付時期を考慮)から現在の年齢を引いた残りの年数で割ると、1年間で積み立てなければならない金額が算出されます。

その金額をさらに12で割ると1ヶ月当たりの教育費積立金額が出ますので、住宅ローンの融資額と返済額を検討する際の材料にしてください。

大学進学費用の積立て

(例)お子さんが5歳の場合

17年-5年=12年

300万円÷12年=25万円

25万円÷12ヶ月=約2.1万円

ご両親が月2.1万円の教育費の積立てをしなければ、お子さんは大学進学時に奨学金を借りなければ確実に学費は不足します。

ちなみに国立大学に自宅から通学した場合、4年間に要する学費は約460万円ですので、最低目標の300万円でも現実的には不足するのですが、残りは毎月の収入や配偶者のパート代、お子さん自身のアルバイトなどで賄うことが十分可能です。

 

年金問題

続いて、いくら受給されるか分からないという方も多い年金について。

40代ともなれば、厚生年金や国民年金は20年、25年と納めていらっしゃると思いますが、受給額についてはよく分からないという方が多いと思います。

セキスイハイムの住宅ローンと年金支払

 

実際に現在40歳の人が65歳になったときの年金の受給額を大雑把に計算すると、40歳で年収は税込約800万円の会社員を例に挙げて試算してみます。仮に年収800万円があと25年続くと仮定して65歳から年金を受給開始した場合、現在の水準額では年額220万円弱、月額換算で約18万円の受給額となります。

年収が税込800万円の人でも公的年金が月額20万円以下という現実をしっかりと考えなければなりません。

住宅ローンの完済が65歳を超える場合は、40代で個人年金などに加入して準備をしていなければ、老後破綻の可能性が極めて高いほか、残りの住宅ローンの返済も難しくなるのではないでしょうか。

退職金で完済できるほどの退職金が支給されなければ、年金の中から返済することになりますが、本当に年金から返済できますか?