新築・新生活・入居に関する費用と資金計画

新築戸建て・新生活に必要な費用と正しい資金計画の立て方

新築戸建て・新生活に必要な費用を理解していないと

マイホームを手に入れた後に、次のように生活スタイルが変わったという声をよく聞きます。

  • 趣味にお金が掛けられなくなった
  • 家族旅行に行けなくなった
  • 好きなブランドの服が買えない
  • 外食の数が減った
  • パートに出ることにした
  • 残業を増やさないと生活が苦しい
  • お小遣いが減った

マイホームを持っても、生活にゆとりがある人と、生活が苦しくなって心とお金に余裕がなくなる人と2つのケースに分かれますが、それは家を建てる前の最初の資金計画が正しく立てられているかどうかが大きく関わっているのです。

ハウスメーカーの営業担当も資金計画のプロではありませんので、誰も資金計画の「正解」を教えてくれません。

多くの人は失敗して、安心できるはずのマイホームが日々の生活の大きな負担になっているのです。

そこで、本記事では家を建てる費用の他に、入居にあたりどのような出費が必要かを紹介し、頭金(自己資金)の考え方と正しい資金計画の立て方を紹介しますので、頭金をどのくらい用意すればよいか、新居を持つにあたり、どのようなお金が必要になるか押さえてください。



 

旧居に関する出費

新築マイホームに転居する前の旧居が賃貸物件か分譲マンションや一戸建てかでも出費は変わります。

固定資産税

分譲マンションや戸建ての場合には住み替えとなるため、売却の時期によっては、旧居の固定資産税を支払う必要があります。

もっとも分譲物件の購入者との間で固定資産税の精算を行うのが一般的ですから、仲介業者の不動産屋が調整を行ってくれます。

マンション等の売却代金から固定資産税を納付することになりますが、売却代金が住宅ローン残高より少ない場合には、計画的な納付を考えておく必要あります。

 

管理費・修繕積立金・駐車場代

また、分譲マンションの場合には、退去の時期によっては、退去後も管理規約に従って管理費や駐車場代等を1〜2ヶ月分を支払わなければならないことがありますので、管理会社にご確認ください。

筆者が居住していた分譲マンションの管理規約も駐車場代を支払う必要があり、新居に移った後でも支払わなければなりませんでした。

このようなケースは少なくないようですので、転居時期が決まった段階で速やかに管理会社に確認するとよいでしょう。

 

修繕費・クリーニング費用

賃貸の場合には、居住年数や状態によっては、敷金が戻ってこないほか、追加の修繕費を請求されることもあります。

物件の状態によっては敷金では賄い切れないクリーニング費用が請求されるケースもありますので、思わぬ出費で慌てないために、10万円以上の現金を準備しておいた方がよいでしょう。