初期費用(事務手数料の安さ)・司法書士報酬等
楽天銀行住宅ローンの一番のメリットは初期費用の安さです。以下事務手数料等について紹介します。
事務手数料
事務手数料は借入額に関わらずに33万円の定額です。
例えば、5000万円以上の高額融資の場合には、一般の金融機関では融資額に応じて事務手数料が決まる(例えば融資額の2%)ため、初期費用の負担が大きくなります。
融資額がいくらでも定額33万円というのは初期費用を抑えたい人にとってこれほど魅力的な金融機関はないと思います。
事務手数料が無料の銀行もありますが、楽天銀行ほどの低金利を実現できていませんし、楽天銀行は保証料も無料という点も初期費用を抑えることができるメリットの一つとなっています。
なお、事務手数料は現金で準備する必要はなく、融資実行時に借入額から差し引かれます。例えば3,000万円を借り入れた場合は事務手数料33万円を差し引いた2,967万円が振り込まれます。
司法書士報酬
また、住宅ローンの借入れを行う場合には物件に抵当権が設定されますので登記のための費用が必要になります。
楽天銀行は専属で横浜市所在の司法書士法人山田合同事務所と提携しているため、見積書も同事務所から送付されます。司法書士は各県に楽天銀行指定の司法書士が抵当権設定登記を担当することになります。
ネット銀行では本人との対面がないため、司法書士が銀行に代わって申込者との面談を行い、楽天銀行を抵当順位一位とした抵当権設定登記を行います。
司法書士報酬は一律ではなく、司法書士によっても借入額によっても異なりますが、例えば、3000万円の借入れの場合であれば報酬4万円、借入額1000万円増加ごとに報酬額が2000円増加という具合に増えていきます。
コールセンター・担当者の対応
電話相談が22時まで可能ということで帰宅後でも、分からない点を相談できるのはメリットが大きいです(スカイプでの相談も可能)。
電話対応についても非常に丁寧で、都市銀行や地方銀行の銀行員の対応と遜色ないどころか、顔が見えない分、誠実かつ丁寧な電話対応が徹底されている印象を受けました。事前審査前の申し込み段階は電話口の行員誰でも対応が可能で、本審査後は担当が決まります。
電話ができない場合は、専用のマイページから問い合わせをすれば、楽天銀行の担当者から回答があります。
平日の午後3時までしか対応できない銀行に比べると、ネットのメッセージボックスに質問を記入しておけば回答が貰えるというのは使ってみると便利さが分かりました。
また、Skypeを使って22時まで相談することができるので、日中は仕事が忙しい方も相談がしやすいです。