戸建てと分譲マンションならどっちを選ぶ?メリットとデメリットを比較

戸建てと分譲マンションならどっちを選ぶ?メリットとデメリットを比較

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マイホームを持つなら一国一城の戸建てか、それとも都市部の分譲マンションか、一生に一度の大きな買い物ですから迷いますよね。

それぞれにメリットとデメリットがあり、人によって向き不向きがあります。筆者は分譲マンションに12年住み、その後に注文住宅で戸建てを建てた経験から身をもって比較することができました。

その体験を基にマイホーム取得の際に一度は検討する戸建てか分譲マンションの比較について参考になれば幸いです。まずは戸建てについて紹介します。

戸建てのメリット

理想のマイホームを実現できる

戸建てにもゼロから作る注文住宅と、既に完成した建売(分譲)住宅とがありますが、注文住宅のメリットはズバリ施主の希望を叶えられることです。

  • お洒落なウォークインクローゼットがほしい。
  • ホテルの様な洗面化粧台にしたい。 
  • 篭れる書斎を作りたい 
  • 明るい吹き抜けリビングを作りたい など

吹き抜けリビング

予算は限られますが、優先順位を付けて絶対に実現したいものを選ぶことで希望の家づくりができます。自由度が高い分、お金を掛ければ掛けるほど理想の住まいを実現できる点は戸建てならではの魅力です。

マンションは生活空間の中にも専有部分と共有部分とがありますので、リフォームをしたくてもできないなど制約が多いのに対して、戸建ては自由にリフォームができる点はメリットです。

生活音等を気にしなくて良い 

戸建てでは子どもがリビングを掛け回っても室内の足音で同居者以外に迷惑を掛けることは無いので、分譲マンションのように神経質にならずに済みます。

また、分譲マンションと比較すると、ピアノの音やペットの鳴き声などで苦情を受けるリスクが軽減できます。

 

駐車場が無料・駐車が苦手でも大丈夫 

敷地内に駐車スペースを設けることで無料で気軽に車を利用することができます。

分譲マンションの場合は敷地内に一家で車を複数台持つことが難しい場合もありますし、何より月額の駐車料金が必要になります(東京都23区内の分譲マンションでは月額3万円以上は当たり前で10万円程度の物件もあります)。

また、駐車が多少苦手な人でも自宅の敷地内に収まってさえいれば真っすぐに駐車できなくても問題ありません。

分譲マンションでは機械式立体駐車場を設置している物件が多く、構造上はみ出すことが許されませんから、駐車が苦手な人にはストレスです(特に他の住人に待たれると焦ります)。

また、出庫する人や入庫する人が先にいると、自分の車を入れるにも出すにも時間が掛かりますので、気軽に車を利用できる戸建ての方がメリットは大きいです。

 

庭付きの家でバーベキューや家庭菜園を楽しめる

マイホームに庭があると子供の遊び場にしたり家庭菜園を楽しんだりと自由に使うことができます。リビングから庭に出ることができるテラスデッキやウッドデッキを設置すると、庭で家庭菜園をしたり、ガーデニングをして自然を身近に感じることができます。

ビニールプール

バーベキューを家族や友人で楽しむことができますし、夏場はビニールプールで小さなお子さんを遊ばせることができますので、憩いの空間を持つことができるのは戸建ての魅力です。

 

戸建てのデメリット 

土地の価格が高い

都市部では土地が高騰しており、戸建てを建てる場合に土地からの購入となれば非常に高額な費用が必要になります。

例えば、スーモの土地情報で検索して、横浜市港北区の約129.82㎡(39.27坪)造成未了の宅地を例に挙げると土地価格は6,480万円です。建物の建築費や外構工事費,その他諸経費を考えても1億円前後のお金が必要になります。

なお、地方都市の郊外で比較的安く土地を取得できれば、3000万円前後で戸建てを持つことも可能ですし、分譲戸建てであればさらに低価格で購入することもできます。

 

防犯設備・メンテナンスは自己負担(自分次第)

分譲マンションのようにエントランスのオートロックで招かざる客を止めることができないため、自身で防犯対策を講じる必要があります。

分譲マンションのセキュリティの高さに比較すると、戸建ては圧倒的に空き巣被害に遭いやすいといえます。

玄関扉にピッキング対策用の鍵を採用したり、防犯ガラスや防犯シャッターを採用するなど、自分の家は自分で守るしかありません。

また、戸建ての場合は、分譲マンションのように修繕積立金を毎月負担する必要はありませんが、建物のメンテナンスや修繕は自己責任と自己負担で行わなければなりません。そうすると、将来のリフォーム費用や修繕費用が必要になったときに慌てないように、計画的に積立てておく必要があります。

特に台風や地震などの災害については建物自体が強固なマンションに比べると、戸建ての方が被害が大きくなりやすい傾向にあります。

 

マンションのメリット 

防犯上のメリット

玄関ドアの鍵一つで外出できるといわれるように防犯上もメリットがあります。エントランスはオートロックになっており、管理人常駐の物件は不審者の侵入を防ぐことが可能です。

マンションのセキュリティ・メリット

また、エレベーターをはじめ共有部分に監視カメラが設置されているほか、警備会社と契約して巡回も行っているマンションもありますので、セキュリティが充実しています。分譲マンションのセキュリティの高さは空き巣をはじめ、放火などの犯罪抑制に役立っており、安心して住むことができる点は魅力の一つです。

立地(利便性・周辺環境)の良さ

急行・特急が停まるか、複数路線が乗り入れているか等交通利便性が高い駅近の物件に居住できることが分譲マンションのメリットです。

また、交通利便性に加えて、商店街やスーパー、病院やドラッグストア、銀行や郵便局、学校や公園などへのアクセスが良い生活利便性の高いエリアに住むことができる点も魅力です。

戸建て物件であれば、駅に近くなるほど土地価格は上昇することに加えて、商業施設やオフィスビルが立ち並んでいるエリアでは日当たりを確保することが難しくなります。

分譲マンションを購入することで得る交通利便性・生活利便性は戸建てよりも魅力的考えます。

設備が充実

マンション内に住人専用のジムがあったり、ゲストルームがあったり、または、コンセルジュ常駐の高級物件があるなど設備が充実していることが分譲マンションのメリットです。

充実した設備は、マンションの資産価値が高くなるほか、住民の利便性も向上しますし、そのようなマンションに住んでいることで心も満たされるのではないでしょうか。

 

売却・賃貸のしやすさ

立地が良く、マンションの上層階の角部屋や眺望がよい部屋は賃貸に出しても売却に出しても買い手が付きやすい点がメリットとして挙げられます。

分譲マンションの場合は比較的人の出入りがあるため、転勤やお子さんの進学等、ライフスタイルの変化によって手放す際も戸建てに比べて処分が容易ですから、いつかは住み替えをと考えている場合は、交通利便性・生活利便性の高いエリアの上層階角部屋のマンションを購入するというのも良い選択だと思います。

 

マンションのデメリット

上階・隣室からの生活音(トラブルの元凶)

集合住宅では必ずと言ってよいほど音のトラブルが付きものです。これはどんなに防音設備が優れているマンションでも少なからずありますので、お互いに気を付けて生活しなければなりません。

特にご自身に小さなお子さんがいる場合は下階の部屋に音が響かないか気を使うものです。

マンションの騒音・音のトラブル

生活音やピアノなどの楽器音、犬の鳴き声など、個人差はあれど、他の住人から発せられる音にストレスを感じる住人は多いです。そうすると、自分の家も迷惑かけてないだろうかと神経質になる人も多いです。

修繕積立金・共益費の支払い

もう一つのデメリットは修繕積立金・管理費の支払いを免れることはできませんので、住宅ローンの支払いに合わせて上記費用の負担が必要です。

居住者専用のスポーツジムやゲストルーム、24時間コンシェルジュ常駐など設備やサービスが充実しているマンションほど管理費は当然に高くなります。

また、上記費用は占有面積によって負担額が異なるケースが多いため、グレードが高く占有面積が広い上層階の角部屋と二階の中部屋とでは毎月支払う金額が異なるのです。

駐車場料金が高い・機械式駐車場の維持費が高い

戸建てのメリットの裏返しにはなりますが、所有者それぞれに駐車区画が割り当てられます(抽選又は先着順)。

平置きスペースがある分譲マンションと機械式立体駐車場のみの分譲マンションがあり、月額利用料金は駐車スペースによっても異なります。

地方都市では駐車場無料の物件もあれば、数千円~1万円前後の月額利用料金で住む場合もありますが、首都圏をはじめ都心エリアでは前記のとおり月額数万円の物件もありますから、住宅ローンに管理費、修繕積立費に加えて、数万円駐車料金を毎月負担することになります。

マンションの機械式駐車場

また、機械式立体駐車場は不具合を起こすトラブルが非常に多く、雪の日や大雨の日はすぐ機械エラーを起こすため、メンテナンス業者を呼ぶ必要があり、用事があるのに出庫できずに途方に暮れるということも度々起こります。

管理組合・総会でのトラブル

分譲マンションは集合住宅ですから、様々な住人が集まって管理組合を形成しています。

おとなしい人ばかりではなく、クレーマー気質の人や権利意識の強い人など様々な人がいますから、総会で修繕積立金や駐車場使用料の値上げなど、区分所有者の負担が増える議案では、総会が紛糾することもしばしばあります。

分譲マンションでは、数年に一度理事会の役が回ってきますが、定期的に開催される理事会でストレスを感じる人もいれば、総会に向けての準備や総会当日に苦情や反対意見を多く受けてストレスに感じる人も多いです。

新築当初は良いのですが、年を追うごとに建物のいたるところに修繕が必要な箇所が出てきます。10年経過した辺りから大規模な修繕に向けて修繕積立費用を値上げについて話し合ったり、管理費滞納をする住人も少なくないことから、滞納問題を処理したりと意外と面倒なものです。

※筆者は分譲マンションの理事会役員を経験しましたが、この面倒な話し合いが嫌で嫌で仕方ありませんでした。総会では欠席者がほとんどなのですが、出席する住人は物申したい人ばかり(年配者が多い)で収拾がつかない事態にストレスを感じました。もちろん住人の質や管理会社によっても様々だとは思いますし、感じ方にも個人差はあると思いますが、終の住処とするには面倒なことが多いと感じました。

最後に

分譲マンションも戸建てもどちらも魅力があります。マイホームを持つ目的や条件を複数挙げて、優先順位を付けてみましょう。

分譲マンションを購入する目的でも検討するうちに戸建てを建てた人も多くいらっしゃいますので、どのようなライフスタイルが送りたいか、多くの物件を実際に見て、自分やご家族の将来を考えてより望むものに合致している方に決めるといいでしょう。

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