梅雨・夏の電気代比較~太陽光発電システムを採用した場合

太陽光発電システムって実際のところどうなの?

買取価格も毎年下がっているので導入してもお得感は無いのでは?

とお考えの方もいらっしゃるのではないかと思います。

筆者はセキスイハイムで家を建てることを決めた際に、この太陽光発電システムを導入するかどうかの選択を迫られ、先ほどの疑問を抱いたのでした。

なお、太陽光発電システムの導入を決めても、家が完成したからすぐに発電・買電が始まるわけではありません、稼働までには半年以上掛かります。

そこで、実際に発電が始まる稼働前の支払った電気代と稼働後の電気代を比較したものを紹介したいと思いますので、導入を検討する際の材料にしていただければと思います。

導入・契約時期

筆者は2018年に「出力制御対応機器設置義務あり」エリアでの導入であり、電力会社と契約を行いましたので、次のとおりです。

 

買取価格28円、固定買取期間10年 

搭載量約6.8kW

 

なお、2019年から10年間の買取期間が設定されており、2019年以降順次、買取期間の満了を迎えることになります。

 

法律に基づく電力会社の買取義務が無くなりますので、買取期間が終了した電力については、①自家消費 又は ②相対・自由契約で余剰電力を売電することが可能です。

(関連記事:スマートハイムでんき開始)

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太陽光発電システム

 




梅雨、夏の電気代(買電料金)比較

下表①が太陽光発電システム稼働前の電気代、②が稼働後の電気代です。

 

家族構成は変わらず、家電製品の数もライフスタイルの変更もほとんどありません。

ちょうどエアコンや快適エアリーを通常稼働しているシーズンです。

①太陽光発電システム稼働前2018年の6・7・8月の電気代

6月 12,880円
7月 17,087円
8月 24,902円

 

②太陽光発電システム稼働後の2019年の6・7・8月の電気代

6月 8,783円
7月 9,472円
8月 13,423円

 

太陽光発電システムの稼働前と比較すると、稼働後に支払った電気代は、

6月 −4,097円

7月 −7,345円

8月 −11,479円

となりました。

 

筆者邸では快適エアリー(全館空調システム)を1Fに設置して、リビングを不在にする真夜中以外は自動(冷房)運転で付けっぱなしにしています。

 

また、子どもは夏休みで7月下旬から8月下旬までの約1か月間、在宅しています。

各人の部屋で日中、就寝時もエアコンを付けていますので、電気代は通常月よりも嵩むのは、お子さんがいらっしゃるご家庭では一般的だと思います。



メリット

太陽光発電システムを導入することで、余剰電力の買取制度によって売電収入を得ることができますので、これは大きなメリットです。

 

もう一つのメリットは、日中の発電した電力を家庭で使う電気に消費できるの点です。これにより日中の電気代を節約できるのは売電収入のメリットの陰に隠れていますが、上記のとおり支払う電気代が安くなります。

 

この差額に売電収入が加わります。したがって、2019年に太陽光発電システムを導入した場合は、しなかった場合と比べて、搭載容量で変わってきますが、月に1万円前後〜3万円程度の利益を得ることができます。

 

最後に

上記のとおり、支払わずに済む電気代と発電した余剰電力を売ることで得る収入を考えると、導入するメリットはあると考えます。

加えて、災害による停電時にも発電をしていれば、テレビを見たり、スマホを充電したり、入浴できるなど、日常生活を送ることが可能です。

 

導入コストは掛かりますが、電気代や売電収入、災害時のことも考えながら、検討してみてはいかがでしょうか。

(関連記事:太陽光発電の連係開始までの流れ)

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