セキスイハイムの施主支給5つのデメリット
- 施主自身の負担が大きい
- 住宅ローンに組み込めない
- 取付工事費が掛かる
- 施主支給できるものが限られる
- 保証が受けられない
施主自身の負担が大きい
内装工事中に取り付ける建材等は、施主自らがセキスイハイムの営業担当・設計担当への説明や施工範囲の確定・商品仕様の確認・発注等の手配や搬入・配送スケジュールの調整などを行う必要があります。
その場合は内装工事の進み具合を相談しながら現地調達をしなければならないケースもあります。
配送の場合は誰が現地で受け取るかも工事担当と調整します。
それ以外の後述するカーテン、ブラインドやシーリングライト、置き家具などの設置は家の完成、引渡し後でなければ搬入することは難しいです。
住宅ローンに組み込めない
施主支給の商材・部材の購入費用は住宅ローンに組み込めません。
購入金額が比較的大きいものでも、自己資金から支出しなければなりませんので、事前に資金計画を立てる必要があります。
取付工事費が掛かる
大型建材など商材によっては内装工事を行う大工さんの取付工事費が掛かるものもありますので、かえってコストが高くつくケースもあります。
施主支給できるものが限られる
セキスイハイムの住宅はユニットを工場生産して各居室が完成した状態で現地運搬されるため、施主支給できる商材や部材が限られています。
後付けできる建材・商材であれば施主支給で取付けをお願いすればよいのですが、ユニットに組み込まれるものについては難しいです。
例えば、ダウンライト、ドアは施主支給ができません。工場から出荷するまでに緻密なテストや審査を経なければならず、断熱性・機密性の水準をクリアしなければならないため、施主支給ができないのです。
保証が受けられない
セキスイハイムの保証対象外となるため、不具合が生じた場合は自己責任と自己負担で修理をしなければなりません。
セキスイハイムでは、一つの家を建てる場合に家の構造(表にでないもの)から目に見えるものまで含めると現地調達品を除いて、5千種、2万5千点もの部材が使用されており、全ての住宅部材を一邸ごとにデータベース管理して部材情報を保存しています。
メンテナンス・リフォームの際に、建物に合った最適な工事を確実に提供できるといったメンテナンス・保証システムが確立しているため、どの部品・商材がセキスイハイムの保証対象かは確実に特定できるので、施主支給で取り付けたものは施主側の自己負担で修理を行うことになります。
不具合が生じたとき、故障したときのメンテナンスや修理費用がかえってコスト高になるということも可能性としてはあり得るため、施主支給を検討する場合はこの点に気を付けてください。
施主支給のメリット
- 費用を抑えることができ、予算オーバーを回避できる。
- 好みのメーカーや商品を自由に選択できる。
- 取付けが必要な商品は新築工事の中でできる(取付け費用が生じるケースあり)。
大手ハウスメーカーのセキスイハイムには住宅設備、建材、内装、家具など多くの提携業者があり、割引価格で購入することができます。
しかし、インターネットで検索する最安値までの割引は難しいため、施主が自ら購入した方が同じ商品を取付けるにも格段に費用を抑えることが可能です。
また、好みの商品を自分で時間をかけて探すことができるので、選択の幅が無限に広がります。
施主支給に向いているもの
カーテン
カーテン、ブラインドも施主支給に向いています。
特に2階や3階の子ども部屋や寝室のカーテンは施主が自分で購入することが多いようですが、天井付け工事をする場合などは、天井から床までの長さを正確に測っておく必要があります。
施主支給の場合は購入店のスタッフと綿密に打ち合わせをして現地で計測をしておかなければ、いざ設置したときに失敗したという事例も少なくないようです。