一戸建ては完成して引渡しを受けた後も、分譲マンションと違い、外壁や門柱等、家まわりの掃除やメンテナンスが必要があります。
外壁や門柱等は常に外気にさらされているため、月日の経過とともにどうしても汚れてしまいます。
外壁の汚れを落とすことは、美観保持だけでなく、外壁・門柱等を長持ちさせ、建物保護にも繋がります。
本記事では厄介な汚れの一つであるコケの掃除について、実例を挙げて紹介しますので、参考にしてください。
外壁等のコケ・苔
コケは林や川べりなどから風によって胞子が飛び、家の外壁や門柱等に付着すると、湿気を吸って成長します。
コケは水分や胞子などの栄養分があると増え、特に温度や雨などで湿度が上がる箇所は繁殖が早いため、劣化して防水性が低下した外壁等に含水率が増えるとコケが増えやすくなります。
アクセントウォールのコケ
門柱の前にアクセントウォールを設置していますが、風雨にさらされ約2年。
緑色が一目で分かるほどコケが生えてしまい、白色のため非常に目立ちます。
コケ掃除の仕方(こすり洗い)
ブラシ+水でのこすり洗いを行なっていましたが、一向に落ちる気配がありませんでした。
ブラシを使用する場合、強くこすると外壁の素材に影響を与えてしまうので、力を入れ過ぎず丁寧に行う必要があります。
高圧洗浄機の使用も検討しましたが、水以外でコケを落とす方法を模索しました。
コケ落とし洗剤・スプレーの活用
こすり洗いで落とせない場合にはコケ落とし専用洗剤スプレーが有効だと分かり、ホームセンターで購入しました。
1000円前後で購入できます。
今回はコケクリンという商品を購入して早速使用しました。
長雨続きの梅雨時期は本来効果が出づらい可能性がありますが、梅雨の谷間を狙って試してみました。
スプレーをした直後は効いてる手応えもなく、期待薄でしたが、2時間後には緑色のコケはほとんど無くなっていました。
お手頃価格で効果があり、それもスプレーだけというお手軽さが良いですね。
外壁等のコケ予防
せっかくコケを落としても再度付着するのは防ぎたいものです。
そこで、コケを予防策として業者に依頼せずに手軽にできる方法を調べました。
45度以上のお湯で濡らしたタオル等で拭く
コケは45度以上で死滅するため、定期的に45度以上のお湯で濡らしたタオルで外壁等を拭けば、コケの発生を防げるようです。
酢を散布(スプレー)する
酢には、コケが発生を防ぐ効果があるだけでなく、落とす効果もあります。
酢と水を1:3〜5の割合で混ぜてタオルに含ませて外壁等を拭いたり、スプレーボトルに入れて散布することでコケの発生を防げます。
最後に
門柱・門扉・外壁は接する道路事情や環境によって、コケやカビなどが発生しやすく、かか汚れやすい箇所です。
戸建てのメンテナンス・お手入れはご自身やご家族がやらなければ、たちまち美観が損なわれるので、きれいを保つ定期的なお手入れが必要です。
家づくりのヒントになる面白いブログがいっぱいあります。