セキスイハイムのジオマイト外壁・コンセプト
ジオマイトの外壁のコンセプト
TOUGH × BEAUTIFUL 強く、美しく纏う。
ジオマイトとは、地質学(GEOLOGY)と幾何学(GEOMETRY)の「GEO」と、力強さを表す「MIGHT」を掛け合わせた造語です。
鉱石をイメージしたデザインと幾何学的な美しさの彫の深い石モチーフデザインで、深い彫りと陰影が、セキスイハイムの邸宅に存在感を与えてくれます。
セキスイハイムの経営戦略としては、競合メーカーである「ヘーベルハウス」のへーベル板、「積水ハウス」のダインコンクリートとの競合商品という位置付けだと思われます。
ジオマイト外壁の性能
ジオマイト外壁は、セキスイハイムの標準仕様外壁SFCボートのグレードアップ版です。
下の写真が標準仕様のSFCボートです。
そして、次の写真が新商品ジオマイト外壁のサンプルです。
ジオマイト外壁は、セキスイハイムのオリジナルセメントと木片チップを配合してプレス機で加熱圧縮し、高密度の外壁に仕上がります。
また、耐火性能についても素晴らしい性能を有しており、840℃の炎の中でも30分以上耐えられる防火構造を採用しています。
【耐火実験】
3m離れた隣家の火災では約840℃の炎に外壁や軒天が洗われます。ハイムの外壁材SFCボードは、約840℃の高温にさらされても裏面は、木材の発火点(260℃)を大幅に下回る約80℃以下という性能。安全に避難できるだけでなく、家財への影響も少なくくい止められます。
出典:九州セキスイハイム不動産
デザイン
ジオマイト外壁のデザインは二つに大別されます。
丸みのある彫りがランダムに配置されやさしく端正な印象の「シルフィーレリーフ」
もう一つが、岩石状の大判ピースを敷き詰めたような荒々しくシャープな印象の「ガイアレリーフ」です。
ジオマイト外壁の種類
上記シルフィーレリーフとガイアレリーフの2柄×8色のバリエーション用意されています。
そして、プレミアムカラーとスタンドカラ―というグレードがあり、以下のように分かれています。
プレミアムカラー
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ダークブルーマイカ
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ダークブロンズマイカ
スタンダードカラー
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シェルクリア
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アースグレー
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プレーンホワイト
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ライトベージュ
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カフェブラウン
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カームブラック
ジオマイト外壁の価格
プレミアムカラーとスタンドカラーの1坪あたりの価格差は以下のとおりです。
ダークブルーマイカとダークブロンズマイカのプレミアムカラーは1坪あたり20,000円
スタンドダードカラーは1坪あたり15,000円
SFCボードが標準仕様ですので、ジオマイト外壁のプレミアムカラーを採用した場合は、40坪の戸建てで約80万円となりますので、磁器タイルでラスティックタイルを導入した場合と比べて30万円以上割安になります。
ジオマイト外壁のメンテナンス
外壁磁器タイルがメンテナンス(外壁塗装)フリーを謳っていますが、ジオマイト外壁の場合は約30年に一度の塗り替えが必要と想定されています。
イニシャルコスト(初期投資)はジオマイト外壁に軍配が上がりますが、ランニングコストでは磁器タイルに軍配が上がるため、どちらを優先するかは施主の好みですね。
ジオマイト外壁の保証期間
セキスイハイムによる保証期間は10年です。
耐久性・耐火性は十分だと思いますが、メンテナンスも磁器タイルと比較すると必要になりますので、もう少し長い期間の保証期間があれば導入も前向きになれそうです。
最後に
磁器タイルはメンテナンスフリーを謳っており、ランニングコストがかからないメリットです。
一方で、導入コストが非常に高額なのが難点で、磁器タイルを採用するか悩むポイントとなっていました。
標準仕様のSFCボードを採用した場合は、コストがかからない代わりに将来のメンテナンス費用が必要になります。
そして、セキスイハイムの分譲地に家を建築する場合は、周辺のお宅が磁器タイルを採用しているケースが多いため、建てた後に後悔することがあるようです(やはり磁器タイルにしておけば良かったと)。
そう考えると、ジオマイト外壁はこれまでの標準仕様の外壁と磁器タイル外壁の中間を突いた良い商品と言えます。
予算の都合上、磁器タイルを諦めるという方、セキスイハイムの磁器タイルがそもそも好みではないという方もいらっしゃると思います。
将来のメンテナンスを前提として、プレミアムカラーのジオマイト外壁を採用するという選択肢も「十分アリ」だと考えます。
施主
セキスイハイムの外壁磁器タイルってどんな種類があるんだろう?
タイルによって性能の違いってあるのかな?
値段も高そうだけど、採用する価値あるのかな?
費用やメンテナンスについて知りたいし、磁器タイル以外の選択肢[…]
↓家づくりのヒントになる面白いブログがいっぱいあります。
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