インテリア工事の担当は?
建築工事請負契約を終えて間取図がほぼ完成した後に、専属のインテリアコーディネーターが付きます。
セキスイハイムの社員ですが、営業担当のように各展示場にいるのではなく、本社に数名のインテリアコーディネーターが所属し、施主との打合せを行います。
二級建築士の資格を有しているインテリアコーディネーターがほとんどなので、造作工事など設計上可能かどうかもアドバイスしてくれます。
インテリア費用の値引きはできるの?
値引きについて。
インテリア費用の値引きはできます。
ただし、インテリア工事については「総額から◯万円の値引き」という交渉ではうまくいかない場合があります。
筆者は見積書に記載された商材一点ずつ部材・商材・工事に対して何割引きの値引きが可能か、〇万円の値引きが可能か、細かく詰めていくという交渉を行いました。
取引の関係でやむを得ないのは分かるけど、〇〇万円まで値引きしてください。
難しいなら、何かサービスしてください。
インテリア費用の値引き交渉の相手
値引き交渉の相手はセキスイハイムのインテリア担当です。
それぞれに値引きの裁量権限は一定程度あるようですが、どれくらいの裁量を持っているか実際のところは分かりません。
ただし、内装工事をセキスイハイム以外の業者に委託するもの、例えば、フロアコーティングの施工費用の値下げ交渉は、インテリア担当を通して施工業者と行います。
「フロアコーティングの施工費を3割引きで交渉してください。」とインテリア担当に伝えれば、施主に代わってインテリア担当が施工業者と価格交渉を行います。
交渉の末に5万円の値引きがなされました。
見積書には5万円との掲載がありますが、交渉の結果3万円に値引きされました。
基本的に業者さんに支払われる代金にはセキスイハイムのマージンが全て上乗せされており、業者さんに支払われる代金から値引き分がそのまま差し引かれる訳ではありません。
値引き額と値引きができないもの
照明(シーリングライト、ペンダントライト等)やカーテン・ブラインドは、セキスイハイムを通して提携メーカーから購入することができます。
提携メーカーから購入する場合は、見積書には割引価格(2割引)が当初から記載されています。
一般的な割引上限は2割がほとんどです。
また、建物と一体となるダウンライトやスイッチは値引きができません。
高額な値引きが可能なもの
セキスイハイム施主限定のインテリアフェアを数ヵ月に一度の頻度で開催されます。
カリモクやフランスベッドなど有名な家具製造メーカーやブランドが参加しています。
これらのメーカーを通してダイニングテーブルや椅子を購入するときには一定の割引価格で購入することができます。
フェアに出展するメーカーは高額な商品の会社が多いため、即断する必要はありませんが、気になる商品に対しては見積書を作成してもらい、後日、購入するかどうかを決めます。
もちろん、セキスイハイムの2割引価格での購入は可能です。
さらに1割引き、ソファであればクッションのサービスなど交渉をインテリア担当に依頼することで、結果的に高額な値引きが可能になるケースもありますので、遠慮せずに言ってみることも大切です。
〇〇(インテリア担当)さんメーカーに尋ねてみてもらえませんか。難しい場合は、オプションのクッションをサービスしてもらえるように交渉してください。
インテリアフェア以外にも有名家具ブランドと提携しているケースが多いので、ベッドやソファ、ダイニングテーブル、椅子、照明など、ショールームに訪問する場合は、訪問前(来場予約前)にインテリア担当に連絡して、セキスイハイムとの提携があるか確認することをお勧めします。
仮にメーカーと提携している場合には、メールやファクシミリで、間取り図面をメーカー(ショールーム)担当者にあらかじめ送信してくれるので、ベッドやソファなどの配置や搬入の可否を一緒にシミュレーションできるなど円滑に打ち合わせが進みます。
筆者邸ではかねてよりロータイプのソファを置きたくてフランネルソファを検討していました。
インテリア担当とフランネルソファのショールームに訪問する前に話す機会があったので、伝えたところ、提携メーカーであることが分かり、結果的に割引価格で購入でき、クッションのサービスまで受けられました。
契約後の変更も可能
値引き交渉とは直接関係はありませんが、契約後でも商材のグレードを上げたり、別の商材に変更することもできます。
極端に言うと工場発注(業者発注)までは何度でも変更可能です。
資金計画書の「インテリア工事」の項目は飽くまで資金計画を立てる上での概算額です。
実際にインテリア担当と打合せをした後に見積書が作成されます。
その後も追加(変更)を契約することで商品を追加・変更することも可能です。
もちろん削減することもできますので、当初は要望どおりに見積もりを出してもらい、予算との兼ね合いで残すものと削るものを最後に決めればよいと思います。
最後に
インテリア工事は、施主の趣向次第で金額が高騰する項目の一つです。
ただ、一つ一つの商材に対して、細かく値引きを要求して積み重ねることで大きな値引きを勝ち取ることも可能ですが、坪単価と違って比較する目安が無いのが現状です。
したがって、商品の価値はインターネット(Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング等)を利用して最安値は無理でも概算を知ることで予算配分を行うのが賢い方法だと思います。
その上で施主支給(施主自ら購入して取付のみ依頼)が良いか、保証等を考えてセキスイハイムを通して購入する方が良いのかを予算との兼ね合いで検討されるとよいと思います。
↓家づくりのヒントになる面白いブログがいっぱいあります。
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