快適エアリーのデメリット・欠点
快適エアリーの価格が高額
快適エアリーの費用は約86万円(25畳LDK+4畳半和室+洗面脱衣室)です。
一般的な住居で25畳のLDK対応のエアコンであれば15~25万円ほどあれば十分だと思いますので、快適エアリーを設置する場合はエアコンに比べて3倍以上の費用が掛かります。
快適エアリーと一般的なエアコンの差額は60万円前後と大きいため、導入金額の価格差はデメリットと言えるでしょう。
子供やペットがいる家庭に不向き?
セキスイハイムのオーナーの中には、小さな子供が吹出口に物(玩具や食べ物)を落とさないか、ペットの毛玉や嘔吐物が落ちないかを心配して設置を避ける方もいらっしゃるようです。
水やジュースなどをこぼすと故障の原因にはなると思いますので、その点は注意が必要です。
ただ、取扱説明書にもありますが、少量の水であれば風で乾くのでそれほど気にしなくて良いです。
仮にお子さんが水をこぼしたり、ペットが粗相をしてダクトが汚れた場合の交換は有償です。
セキスイハイム(ファミエス)の担当者によるメンテナンス(掃除・手入れ)も可能です。
オプションにはなりますが「プラズマクラスター」機能を付けることができますので、ペット臭対策に脱臭機や空気清浄機をお考えの方はご検討ください。
なお、プラズマクラスター機能を付けた場合の費用は+18万円~20万円です。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では多少なりとも気を使う場面が出てくるかもしれませんが、暖房時に吹きしグリルから暖かい空気が吹き出ます。
冷房運転の風は冷たくて気持ちが良く夏は快適ですし、お風呂上りは吹き出し口の傍にいると最高です。
快適エアリーのお手入れが面倒
リモコンのお掃除表示が点灯したらグリルカバー(格子状)とフィルターの掃除が必要です。
空気清浄機やエアコンのフィルターと同様に10日~2週間に一度くらいの割合で掃除をする必要があります。
壁付けのリモコンから掃除をお知らせする電子音が鳴りますので、メンテナンスを忘れることもありません。
3~5秒程度電子音が鳴ります。
定期的な手入れが必要です。
ただし、エアコンと違って脚立や椅子でフィルターを外してという作業は必要なく、床面にあるため掃除機やブラシで掃除が可能です。
床下は冷房運転ができない
暖房は床下運転が可能なので、冬場の洗面室・脱衣室はヒートショックを防ぐことができます。
しかし、洗面室・脱衣室の吹出口の床下系統は、足元の冷えと結露防止のための吹出を行わないため、洗面室も同様に冷房の吹出を行うことができません。
夏場の脱衣室は快適エアリーの冷房運転ができない点はデメリットと言えます。
窓を開けて換気できない?
機械制御によって吸排気を計画している第一種換気システムは24時間運転です。
そうすると窓が開けられないとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
開閉できる全ての窓には網戸が付いていますので、自然の換気がしたくなれば、機械制御の「換気」スイッチを切って窓を開ければ良いのです。
実際に過ごしやすい季節の時は窓を開けて網戸にしている方は多いと聞きます。
もちろん高性能のフィルターがあるのに網戸から埃や花粉が入ったら意味がないという指摘もあります。
吹出・吸込みのガラリに家具を置けない、ガラリが邪魔
快適エアリーを設置した場合は、吹出・吸込グリルが床面に設置されます。
2階に快適エアリーを設置しない場合でも、換気システムによる吹出グリルが床面に設置されます。
設計の打合せ段階で吹出・吸込グリルの位置を決める際に、リビング内にソファやテレビボード、シェルフなど置き家具の位置をあらかじめ決めておく必要があります。
2階の個室・寝室にも上記写真の吹出グリルが設置されますので、デスク(学習机)・本棚等の家具を置く予定があるときは間取りを考える際に、どの位置に家具を置くかを決めることで吹出グリルとの干渉を回避できます。
- 導入コストが一般エアコンに比べて高額
- お手入れが面倒
- 吹き出し口のグリルの上に家具を置けない
- 脱衣室の冷房運転ができない
2階に快適エアリーを設置した場合のデメリット
2階に快適エアリーを設置した場合は床ではなく壁付け(壁面上部グリル)から冷暖房の風が出るようになっています。
デメリットは、2階部分に「ヒートポンプ式冷暖房・除湿ユニット」を設置する必要があるため、その分の収納スペースなどが狭くなります。
加えて、上記ユニットから各部屋までダクトを伸ばす必要があります。
ダクトを2階の壁上部(天井)に通すことになり、垂れ壁になるため、その分低くなるというデメリットもあります。
最大のデメリットは、2階に設置した快適エアリーのダクト等に故障が生じた場合には、セキスイハイム(ファミエス)の担当者では修理・メンテナンスができないという点です。
- ユニット設置のため収納スペースが必要
- ダクトを壁上部に通すため天井が低くなる
- 故障時は修理が大掛かり
上記のとおり、1階の快適エアリーとは異なり、2階の快適エアリーのダクトは壁内部にあるため、快適エアリーを制作する長府製作所の社員でなければ修理等が難しいのは間違いなくデメリットと言えるでしょう。
1階にLDKを置く間取りのご家庭が多く、在室時間が長いため、一般的には1階に快適エアリーを設置して、2階の個室や寝室には通常のエアコンを設置するご家庭が多いのはこのためです。
そうすると、快適エアリーを採用しても、エアコンを設置しなければいけないのであれば、最初から全室エアコンで良いのでは?
と上記デメリットとの兼ね合いから快適エアリーの採用を見送る方もいらっしゃるのは事実です。
施主 快適エアリーを2階に設置するのって、デメリットが大きいと聞いたけど、実際にどんなデメリットがあるのかな? また、メリットも教えてほしいな。 こういった疑問にお答えします。 […]
快適エアリーの保証期間は?
快適エアリーの保証期間は10年です。
完成後に工事担当から「住宅設備延長保証書」の交付を受けます。
快適エアリーの取扱説明書
快適エアリーの説明書は、セキスイハイムのオーナーサポートサイトからダウンロードすることが可能です。
家の完成引き渡し時期によって快適エアリー自体が少しずつ変わってきていますので、最新のものを閲覧ください。
デメリットの説明
セキスイハイムの主力設備の快適エアリーにもデメリットは存在しますが、社員から積極的にデメリットが説明されることはありません。
実際に間取りを考えるときのグリルの位置や住み始めて多少の注意を払うことはありますが、デメリットよりも遥かに得られるメリットの方が大きいと実感しています。
やはり日本アルプス級の綺麗な空気や温度差の少ない住居という魅力は、年を重ねていくと身体面での負担を軽減できるという点も多いに期待できるところです。
また、筆者邸は太陽光発電システムを導入しており、スマートハイムナビやHEMSを使った効率的な省エネを実現する上で既製品のエアコンよりも快適エアリーを利用した方が利便性と快適性が大きいのはメリットです。
初めての家づくりで失敗しないコツ
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