和室を設けるメリット
まず、和室を設ける理由としては以下のようなものが考えられます。
和室のメリット
- 客間としての利用
- 親との同居を考えて
- 子どものお昼寝スペース
- 横になってくつろげるスペース
両親や親戚、友人が宿泊する際にあると重宝します。
洋室のみであれば急な宿泊にも困りますが、予備の布団さえ確保していれば、畳の部屋だといざという時に布団を出して客間として使えるというメリットがあります。
また、お子さんがいる場合には和室で遊ばせたりゴロゴロしたりとくつろげるスペースとしても使えますし、家庭訪問の際もリビングに通さずに和室で応接することが可能です。
和室は多機能なので利便性が高いスペースです。
畳コーナーと和室の分かれ目
お洒落な和室にしたくても、和室を設ける場所や広さ、そして高さ次第で畳コーナーになる場合と〝一室の和室″に格付けされる場合とがあります。
その分かれ目の広さは四畳半、この広さ以上であれば部屋としての奥行きが出るため和室としての位置づけになります。
ただし、セキスイハイムで快適エアリーを採用する場合は居室の広さに畳を敷くわけではなく、快適エアリーの吹き出し口は板の間になる点に注意が必要です。
小上がり和室「畳上げ」
小上がりにすることで、一つの空間ができます。
この工事を「畳上げ」と言いますが、インテリア工事の打合せの際に畳上げを要望すればよいです。
その際に小上がりにする段差を20cm~選ぶことができます。
余り高くすると畳コーナーと化してしまうため、20~30cmがお勧めのラインだと考えます。
畳上げの工事費
セキスイハイムで畳上げを行う場合ですが、畳上げのみの造作工事費というのは見積もりを取っていないので分かりませんが、小上がりの段差に付ける框(かまち)との造作工事と合わせて約20万円の工事費が必要です。
また、段差を利用して収納を設けることができますが、収納を設けるのであれば3~5万円が加算されます。
モダン和室にこだわるのであれば実用性を捨てて収納を作らないのも選択肢の一つです。
間接照明
モダン和室に仕上げるためには間接照明は必須です。
工事費用は3〜5万円程度を見込んでおけば足りると考えます。
様々な和室の画像から、お気に入りの間接照明を見つけるのが良い方法です。
セキスイ畳
セキスイ畳は樹脂表で素材は耐久性に優れるポリプロピレンですが、天然の風合いを醸し出します。
樹脂加工のため、きれいが長持ち(退色がほとんどなく、掃除も簡単、丈夫な畳表)し、健康(ダニ、カビが発生しにくく、アレルギーの方にも安心)、安心・安全(シックハウスに関わる厚生労働省指針値決定13物質について定量下限以下)という3つの特長を持ち、日本アトピー協会の推奨品にもなっています。
縁なしの畳でカラーバリエーションも豊富でモダン和室作りには最適です。
デメリットは畳特有の香りがないことです。