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玄関の印象は家全体の印象を決めると言っても過言ではありません。
その印象を決める重要な要素の一つが玄関タイルです。
玄関タイルを何色にするかについて、悩むのは濃い色にするか、淡い色や白色のタイルを選ぶかだと思います。
選ぶ色によって玄関の印象は大きく変わりますし、一度決めて施工をすると大掛かりなリフォーム工事をしない限りは変わらないスペースです(二度と変更は無いと思って良いです。)から、よく考えて決める必要があります。
また、見た目だけではなく、汚れやすさや掃除のしやすさなどの機能性も考えなければいけません。
本記事では、玄関タイル選びのポイントやタイルの濃い色と白色・淡い色を選んだときのメリット・デメリットをセキスイハイムの建築実例を基に紹介します。
玄関タイル選びのポイント
セキスイハイムに限らず、多くのハウスメーカーでは、玄関ポーチのタイルを延長して玄関タイルと一体感を持たせることが多いと思います。
その場合には、選ぶ玄関ドアや外壁との相性も大切になってきますし、内装の色や玄関エントランスの床の色との相性が合うかどうかも考えないといけません。
※玄関ポーチとは、玄関先の壁から庇が出ている下の部分を指します。
濃い色のタイル
メリット
濃い色は高級感があり、玄関が締まって見えるというメリットがあります。
クールな印象にしたいなら濃いグレーや黒っぽい色がお勧めです。
内装とのバランスも考える必要があります。
玄関エントランスのフローリングが白色であっても濃いグレーや黒色のコントラストは非常に美しいです。
■香川県・I様

■神奈川県・A様

デメリット
土汚れが目立つのがデメリットと言えます。タイルの機能性として滑らないように凹凸がありますので、どうしても土汚れやチリが溜まって白く見えます。
白色・淡い色のタイル
メリット
白いタイル・アイボリーなどの淡い色のタイルはどんな家にも合い、玄関を明るく見せるメリットがあります。建具や壁紙も白色の場合は統一感が出て視覚的に広く見える効果も期待できます。
■京都府・K様

しかし、白色のタイルを選ぶ注意点としては、種類によって質感が異なることです。
タイルの材質によっては、チープに見えるものもあるので、外構工事担当に依頼して現物を見たり、施工している物件の写真を見たり、完成見学会に参加して確認することをお勧めします。
■山口県・I様

デメリット
雨の日は、泥汚れが靴とともに持ち込まれることが多いです。
小さいお子さんがいる家だと、公園遊びなどで泥汚れを持ってきてしまうこともありますが、白いタイルや淡い色のタイルは特に泥汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

この点、白色よりもアイボリーのタイルを採用することで、土汚れは目立ちにくくなります。
汚れやすさ・掃除のしやすさという視点からも色選びを考えてみてはいかがでしょうか。
セキスイハイムの玄関タイルは?
セキスイハイムの玄関タイルは、リビエラ株式会社のセラミックタイルを採用されることが多いですが、気に入ったメーカーのタイルも採用することもできますので、設計担当や外構担当に相談してみてはいかがでしょうか。
リビエラシリーズを簡単に紹介したいと思います。
イタリアンタイル
昔ながらのイタリアタイルの特長である土をイメージした温かみのある色合いがやわらかな雰囲気を醸し出しています。屋内外それぞれに適した仕上げがあり、空間コーディネートの幅が広がるタイルです。【商品概要より引用】
ガラパゴス
東太平洋の火山島「ガラパゴス」をイメージしたタイル。 アースカラーの荒々しさを感じさせる色合いと表面の割り肌を連想させる凹凸が特長です。 ステップ形状もラインアップ。住宅の玄関先のタイルとして最適です。
【商品概要より引用】
リンク先RIVIERA
アバンギャルド
シンプルモダンの空間を演出する落ち着いた色合いとマットな質感。屋内・屋外のシリーズを揃えていますので、リビングからテラスまで空間を連続させるオープンエアに適したラインアップです。
【商品概要より引用】
リンク先:RIVIERA
最後に
筆者邸の外壁はラスティックタイルのブラックを採用しています。
玄関のポーチ・ステップとの統一感を持たせた方が意匠的に美しいと思ったので、玄関タイルにはガラパゴスのアントラチッテを選びました。
玄関ポーチとの一体性も大切ですが、玄関までのアプローチや門柱・門扉とのバランスも考えなければ、全体としての色味がチグハグな感じになってしまうので、インテリア担当と外構工事担当の意見も取り入れた方が失敗は少ないと思います。
セキスイハイムの外壁磁器タイルには様々な種類や色があり、レジデンスタイルG・レジデンスタイルN・ラスティックタイルが人気…
↓家づくりのヒントになる面白いブログがいっぱいあります。