専門業者に依頼する場合の注意点
駐車場のコンクリート工事をしている場合は、カーポートの柱を設置するために既存のコンクリートを砕くハツリ工事が必要になります。
どこまでの工事をセキスイハイムに依頼するかを外構担当と綿密に打ち合わせる必要があります。
施主が家の引渡し後に特定のメーカーのカーポートの設置を決めて既にエクステリア専門業者と打合せをしている場合は、設置予定のメーカーと製品番号をセキスイハイムの外構担当に伝えることで、設置予定のカーポートの柱の位置を避けて駐車場のコンクリート工事をしてくれます。
具体的にどのカーポートを購入するか決めていない場合は、駐車場のコンクリート工事をセキスイハイムに依頼するかカーポートの工事と併せてエクステリア専門業者に依頼するかも検討する必要があるでしょう。
なお、セキスイハイム以外の専門業者で工事を行う場合は、セキスイハイムの保証は当然受けられませんので、その点の注意は必要になります。
工事費用はセキスイハイムよりも格段に安く仕上げることができますので、同社の保証と負担金額のどちらを優先するかも考えた方が良いでしょう。
また、上記で紹介したように、住宅ローンに組み込めないため、専門業者専用のローンを利用するか、自己資金から捻出することになる点も資金計画上の注意点です。
専門業者との比較
セキスイハイムとエクステリア専門業者とで同じメーカーの同じ商品で見積もりを取って比較しました。
セキスイハイムの方が10~20万円ほど高い工事金額となります。
これは選ぶ商品で異なるでしょうが、製品単体(工賃)で比べた場合は、相場よりも高いのは間違いありません。
金額だけを見ると、自分で引き渡し後に専門業者と打合せをして設置する方が安く済むことは上記のとおりですが、その分の手間や保証(万が一壊れたときはセキスイハイムの場合は一報すれば修繕してくれます)を考えるとどちらが良いと感じるかは個人差があります。
カーポートに限らず、テラスデッキの設置工事もそうです。
自分で専門業者を見つけて打ち合わせをしてというのが、苦にならない方であれば自分で満足がいくまで時間を掛けて交渉できますので、専門業者に依頼した方がメリットは大きいです。
というのも、外構工事の打合せは家づくりの最後なので、この時点で打合せに疲れ果てている場合が多く、また予算が無いために妥協してやむを得ずハウスメーカーの提案を受け入れるケースが多いです。
加えて、家の引き渡し時期が決まっているため、インテリアの打ち合わせや水まわり設備を決めるショールーム訪問のように、外構工事の打ち合わせに十分な時間が取れないという問題もあります。
最後に
先に述べたように、セキスイハイムですべての外構工事を依頼すると非常に楽ですし、保証が適用される、工事費用を住宅ローンに組み込めるというメリットがあります。
一方で、専門業者に依頼することで、自分の好きな時期に好きなだけ時間を掛けて好きな業者を選んで安く工事を依頼することができるというメリットがあります。
どちらのメリットがご自身に合っているか、予算との兼ね合いもあると思いますので、よくご検討ください。
カーゲートを設置しようか迷っている方はカーゲート(オーバードア・跳ね上げ式)のメリットどうぞ