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セキスイハイムをはじめ第一種換気システムを採用するハウスメーカ・工務店は非常に多いです。
これは実際に住んでみないと分からないのですが、第一種換気システムを採用した場合には定期的なお手入れが必要になりますし、何よりコバエ等の小さな虫対策が必要になってきます。
本記事では第一種換気システムの説明と、セキスイハイムの第一種換気システムのお手入れ・掃除方法と虫対策について紹介したいと思います。メリットばかりではない第一種換気システムを知っていただき、家づくりの参考にしていただければ幸いです。
特に虫が苦手な方は必見です。
第一種換気システムとは
高性能フィルターで清浄な空気環境
セキスイハイムの「快適エアリー」では、第一種換気システムを採用しており、高性能フィルターを設置した一ヶ所から、家じゅうの空気の排気と吸気を行います。
それによりホコリや花粉などをしっかり除去し、清浄な空気を家全体に循環させます。
第一種換気では、給気も機械で強制的に行うため、外部の小さな虫や埃・塵などを吸い込みます。
当然ながら室内に侵入してこないように高性能の3層フィルターが付いていますので、花粉、粉塵、NO2を大幅に除去されますが、外気から高性能フィルターの間に小さな虫や埃・塵を止める空間があるので、定期的に掃除機で吸い取ったり、フィルターの掃除を行う必要があります。
第一種換気システムのお手入れ・掃除



防虫ネット(取りはずし可能)の掃除口に掃除機の先端を挿入して、虫等を取り除きます。
防虫ネットを取り外して掃除することもできます。


リンク先:セキスイハイム
プレフィルターを引き出して掃除機でプレフィルターの埃を吸い取ります。汚れがひどい場合は水洗いをして乾燥させます。
虫対策
第一種換気システムの場合は機械式で強制的に吸気を行うため、室外ウェザーカバー付近にいる小さな虫を吸い込んでしまうために、上述したように定期的にフィルターボックスの防虫ネットから掃除を行わなければなりません。
虫が嫌いな方は多いと思います。そうすると虫を見るのも嫌なので掃除が億劫になって期間が開いてしまうと、季節や周囲の住環境にもよりますが、小さな虫の死骸が相当量溜まって掃除に苦戦します。
セキスイハイムの担当者から聞いた話では、フィルターボックス内の掃除を全くしなかったお宅に点検に行った際に虫の死骸が溢れんばかりに溜まっていてご主人と担当者の二人で一時間以上掛かって掃除をしたそうです。
そうならないためにも、虫を吸い込ませない対策を紹介します。

ウエザーカバーの左右には上写真のスリットと網目になっており、ここに目の細かいネット等を装着することで小さな虫等の吸込みを防ぐことができます。
この網目も放っておくと埃がびっしりと付くので歯ブラシ等で定期的にお手入れをすることをお勧めします。
セキスイハイム(ファミエス)担当者の話ではストッキングが有効であるとのことでしたが、そのまま付けると余り見栄えがよくないため、付け方も検討しなければなりません。
まずはダイソーなど100均の園芸コーナーで売っている鉢底ネットをスリットのサイズに合わせてハサミでカットして強力磁石で上下を留めます(四隅留めがお勧めですが、給気なので磁石が無くても張り付きます)。
これだけでも虫対策としては一定の効果があります。
より小さな虫を吸い込まないように対策を講じるには、この鉢底ネットにストッキングを被せます。
強力磁石はホームセンター等で数百円で売っていますので、低予算で虫対策を行うことができます。
ストッキングは数ヵ月で新しいものと購入すれば良いし、ウェザーカバーの網目のお手入れ回数も少なくて済むようになり、億劫になる第一種換気システムの掃除も少し気が楽になると思います。
快適な生活を送るためには定期的なお手入れは必須ですが、虫が苦手な方も多いと思いますので、まずは虫を家に入れない工夫を紹介しました。
セキスイハイムの主力設備の一つである「快適エアリー」はその名のとおり、第一種換気システムを備えた快適な全館空調システムです。です。
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