セキスイハイムの浴室乾燥機

セキスイハイムの浴室乾燥機はヒートショック対策に必須オプション(値段・メリット・機能・電気代)

セキスイハイム浴室乾燥機のメリット(機能)

浴室乾燥機には、以下の機能があります。

  1. 衣服を乾かす乾燥
  2. 浴室の換気
  3. 夏場の入浴など蒸し暑さに涼風
  4. 浴室を暖めるヒートショック対策に暖房

 

浴室乾燥・衣類乾燥

乾燥機能は、浴室全体のカビ対策にも有効です。

浴室はカビの繁殖条件が揃うエリアですので、浴室内の水滴を取ったり、窓を開けて換気をされている方も多いと思いますが、換気だけでは浴室内の湿気と水分を取り除くことは難しいです。

そこで、浴室乾燥機を入浴後2時間から3時間程度掛けておくことでカビの繁殖を抑えるのには効果的です。

浴室乾燥機・セキスイハイム・値段
画像引用元:東京ガス「ウチコト」https://www.tokyo-gas.co.jp/

 

浴室乾燥機があれば、雨が続くときや花粉症の家族がいる場合でも洗濯物を干すことができ、部屋干しの臭いや生乾きの臭いに悩むことはなくなります。

外で干しづらい洗濯物にも最適です。洗濯機の乾燥よりもシワになりにくく、衣類の縮みを気にする必要がありません。

浴室乾燥機セキスイハイム・値段・メリット
画像引用元:株式会社マックス(取扱説明書)

 

浴室ドアを閉めておくと音が全く気にならないのもメリットです。

深夜電力を有効活用して、夜間、就寝中に洗濯物と浴室を一緒に乾燥するのが経済的でお勧めです。




 

換気

セキスイハイム浴室乾燥機・値段

画像引用元:株式会社マックス https://www.max-ltd.co.jp/product/dry-fan/

 

カビの発生や臭いの発生を抑えるためには換気機能は不可欠です。

入浴後に換気機能で浴室の湿気や水滴を乾燥させることで、カビの発生を抑える効果が期待できます。

ご家族の入浴時間が空いている場合などはこの換気機能を使うことも有効です。

 

涼風

 

浴室内の空気を循環する機能です。

温度設定ができず、冷風を吹き出す機能ではありません。いわゆる扇風機と同様の位置付けです。

 

暖房

セキスイハイムのヒートショック・浴室乾燥機・オプション

冬場の脱衣室・浴室は暖房が効いていないため、寒さが堪えて、ヒートショックにより、血圧が急変動したり、脈拍が早くなったりします。脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を引き起こし深刻な事故に繋がることがあります。

入浴中の死亡者数が2016年は4,821人、交通事故による高齢者の死亡者数3,061人より1,700人も上回る結果です。

高齢者の入浴中の死亡事故は、年を追うごとに増加傾向にあり、2011年以降は入浴中の死亡者数が交通事故を上回っています。

 

セキスイハイム浴室乾燥機
画像引用元:株式会社マックス

このように冬場は特に、脱衣室・浴室・浴槽との温度差が激しくなるため、高齢の方や血圧の高い方には非常にリスクがありますので、浴室を温めておくことで、ヒートショック対策になります。

なお、セキスイハイムで快適エアリーを採用している場合には、床下暖房によって洗面室・脱衣室の吹き出しグリルから温風が吹き出ていますので、脱衣室の室温は温度設定にもよりますが、20℃以上になっているのことが一般的です。

 

しかし、浴室は別問題です。

快適エアリーで浴室内を暖めることはほとんど不可能ですから、浴室乾燥機の暖房機能がなければ、いくら「あったかハイム」のセキスイハイムでも冬場の浴室の寒さは解消できません。

 




 

浴室乾燥機の価格・値段

全国のセキスイハイムの提携する設備業者によっても、製品が異なるため、価格も一律ではないと思います。

筆者邸では住宅設備業者マックス株式会社の浴室乾燥機が採用されていました。

実勢価格よりもセキスイハイムを通すことで高くなるのは仕方のないことですが、約10万円の加算となります。なお、浴室内の物干竿が一本付いています。

 

セキスイハイムの浴室乾燥機
株式会社マックス製品

 

セキスイハイムのおすすめオプション・浴室乾燥機

 

ラズマクラスター機能付きの浴室乾燥機もありますので、採用をご検討の方は営業担当もしくはインテリア担当にお尋ねください。

浴室乾燥機の電気代

浴室乾燥機の機種やメーカーなどによって差はあるものの、株式会社マックスの浴室乾燥機の電気代目安表によれば以下のとおりです。

運転モード 1時間運転の電気代
暖房(強) 約60円
暖房(弱) 約57円
乾燥(標準) 約56円
乾燥(静音) 約52円
涼風(強) 約0.6円
涼風(弱) 約0.4円
換気 0円

 

浴室乾燥機を1回4時間使ったとして計算すると、電気代は1回あたり約200円となります。

電気代の面でみれば、浴室乾燥機よりも洗濯乾燥機の方が光熱費はかかりません。

なお、メインで使用する冬場の暖房はお湯張りと同時に30分タイマー(実際は10分程度で暖かくなります)で暖房することで浴室は暖まるため、時間を置かずに家族が入浴すれば節約することは可能です。

 

最後に

セキスイハイムが快適エアリーを採用して家じゅうがあったか(非居室スペースとの温度差を無くすこと)を謳い文句にしています。

しかしながら、冬場の浴室はとても穏やかな心地よさとはいきません。

筆者は分譲マンションで浴室乾燥機の暖房機能に12年お世話になっていたことから、設計担当、店長の「快適エアリーがあったら浴室乾燥機不要論」を押し切って採用に踏み切りました。

あのときの不要論を信じて浴室乾燥機を設置していなかったらと思うと、今頃、入浴の度に後悔していたことでしょう。

冬場が暖かい一部地域を除いて、採用することを強くお勧めする設備です。

セキスイハイムのお勧めオプション商材にも色々ありますが、浴室乾燥機は迷わずに採用していただいたいと思います。

 

↓家づくりのヒントになる面白いブログがいっぱいあります。

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