植栽計画とシンボルツリーの選び方

セキスイハイム人気のシンボルツリーの選び方

セキスイハイム人気のシンボルツリーとは

シンボルツリーとは、その名の通り住まいのシンボル的な存在であり、なおかつ建物をも引き立てる役目を担っている植栽のことを指します。

シンボルツリーとしてどんな木を庭に植えるかによって、家の外観はもちろん、家の中から庭を眺めたときの見た目も大きく違ってきます。

シンボルツリーと植栽
リンク先:カエデスタイル

大きく分けて常緑樹と落葉樹のどちらが良いかは、好みもありますが、最終的には植栽場所の環境に適しているかどうかが判断材料になります。

小さなシンボルツリーを選ぶか、ある程度大きなシンボルツリーを選ぶかも悩むところではありますが、小さくてもすぐに成長するものもありますので、生育力を踏まえた植木選びはもちろん、成長を見越した植栽計画を立てることが大切です。

 

シンボルツリーは、主に玄関周りに植えることから家のメインになり、来客時に一番視線が集まることになるため、家全体の印象を左右します。

したがって、ある程度の大きさで樹形がよく、鑑賞に堪えられるものを選ぶのがベターです。

それでは人気の高いシンボルツリーをご紹介します。

 

シマトネリコ

シマトネリコは常緑樹であり、近年人気のシンボルツリーとして知られています。

最低でも3メートル以上の樹高を想定した場所に植える必要があります。

シンボルツリーの選び方・シマトネリコ
【出典:川崎みどり研究所】

 

 

強い日照りも好みますので乾燥気味でも平気ですが、植え付け当初は、落葉することが多々あります。

 

特に春から梅雨まで、梅雨が明けてから夏の間は一日2回の水やりを欠かさずに行うことで青々と葉が生育するようになります。

シマトネリコの葉

筆者邸のシンボルツリーとして、シマトネリコを植えています。

 

イロハモミジ

いろは紅葉・いろは楓と呼ばれるカエデ科の落葉樹です。

日本でよく見かけるカエデでシンボルツリーとしても人気です。

秋に葉っぱが真っ赤に染まり、落葉すると赤い絨毯を敷き詰めたようになります。

季節を感じさせる落葉樹ですが、緑色も鮮やかで好まれています。

シンボルツリーにイロハモミジ

ただし、空気の乾燥に弱く、強い西日が当たる場所では葉っぱが丸まってしまいます。

葉っぱが丸まるようであれば葉っぱにも水をかけてあげる必要があります。

また、夏の直射日光も苦手であり、半日陰でも育つため、半日陰に植えるのが無難です。

特に北玄関で日当たりを気にされている方にはイロハモミジをシンボルツリーにするのも良いのではないでしょうか。



オリーブ

 

シンボルツリー・オリーブ

洋風のエクステリアにピッタリなオリーブ。

銀色をしたお洒落な葉をつけ、高さがあるため、目隠しやシンボルツリーとしても根強い人気があります。

乾燥に強く虫も付きにくい特性がある一方で過湿に弱いという特性もあります。

水のやり過ぎには注意が必要です。

日当たりの良い場所を好む植木ですが、日差しが足りないと、枝が細く弱々しくなったり、 成長が悪くなってしまいます。

耐寒性があると言われていますが、品種や樹齢によっても異なり、東北・北海道などの極寒地での生育は難しいと言われています。

花言葉は「平和」と「知恵」。シンボルツリーに選ぶには良い植木です。

 

ヤマボウシ

シマトネリコと並んで高い人気の常緑種です。育てやすく丈夫で、さらに樹形が美しいのが特長です。

シンボルツリーにヤマボウシ

【リンク先:プレオ(株式会社春光園)】

 

ヤマボウシの花

 

6月~7月の初夏に白い花を枝いっぱいに付けて美しい姿を見せてくれます。株立ちの自然樹形が美しく、手に入れやすいのでシンボルツリーとして人気です。

新緑や梅雨時の花はもちろん、幹肌も美しいので冬場に落葉しても様になり、四季を感じさせてくれる植木の一つです。

日当たりと水はけがよく、西日が当たらない場所に植栽するのが望ましいです。

自然に樹形が整いますので剪定はほとんど不要ですが、枝を切る場合には、休眠期の冬場に間引く程度の剪定で十分だと思います