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夢のマイホーム、自宅の庭・テラスにウッドデッキを作って子どもが遊んだり、バーベキューを楽しんだりできるプランを希望される施主の方は多いと思います。
その際に考えるのは、ウッドデッキにするのか、それともタイルデッキにするのかという選択です。
中にはハウスメーカーに頼らずにDIYでウッドデッキを作るという方もいらっしゃいます。
本記事ではウッドデッキとテラスデッキの比較をしたいと思いますが、ウッドデッキを選ぶ際も自然木か、人工木かで悩みますし、自然木の中でも種類によって特徴が異なりますので、それぞれの特性を理解して採用するデッキの材質を選んでください。
ウッドデッキの魅力
まずはウッドデッキの魅力や特徴にスポットを当てて紹介します。
ウッドデッキの魅力は、なんといってもその温かみのある質感です。
自然木の温もりを感じられるウッドデッキは、和風住宅から洋風建築までどんな住まいとも相性が良く選びやすい点はメリットです。
また、自然木は木材の質感や経年による風合いの変化を楽しみながら一緒に年を重ねていける魅力があります。
ウッドデッキの種類
自然木
東南アジア(インドネシア・マレーシア)が原産の世界でもっとも硬い木のひとつ。ヨーロッパでは、アイアンウッド”鉄の木”と呼ばれるウリンは、防腐性に優れた高耐久材です。
他の樹種と比較しても、材質が安定しており割れ・反り・曲がりが少ないのが特徴です。
ポリフェノールを含有しているので、シロアリ・フナクイムシなどの虫害に強く、薬剤処理の必要がありません。
他の木材でみられることがある有害物質を含んでいないため、木材を加工しても人体に害はない点、そして、美しい木肌・色合いとメンテナンスフリーが魅力のお勧めデッキ材の一つです。
次に紹介するのは、軽く加工しやすく、耐朽性に優れたデッキ材として根強い人気のある木材ウエスタンレッドシダーです。
カナダでは、「生命の木」として崇められており、トーテムポールやカヌー、住居の外壁の材料として利用されています。
特有の芳香を放つ、ヒノキチオールという成分を含んでおり、天然の殺菌力・防虫力を持っています。
温度・湿度の変化による膨張や収縮が少なく、デッキ材に適している木材です。
人工木
自然木に比べて、メンテナンスが気軽で耐久性のある人工木は、木粉に樹脂を混ぜて作られており、自然木に近い風合いを楽しむことができます。
以下「樹脂デッキ」として紹介します。
メリットは耐久性の高さです。腐りにくいので、自然木と比べると劣化の速度ははるかに遅いです。
シロアリが好んで寄り付くという心配がないのも安心です。
強い日差しを浴びても大きく変色することがないので、外観の美しさが長持ちします。
また、湿気の吸収率が低いのも樹脂デッキならではの特徴です。
加えて、防腐処理やシロアリ対策、定期的な塗り直しなど、自然木のデッキで必要なメンテナンスがほとんど要らない点は大きなメリットと言えます。
全く不要という訳ではなりませんが、雨染みや汚れはデッキブラシやたわしで水洗いすることで汚れは容易に落ちますし、家庭用洗剤や高圧洗浄機などで定期的に清掃することでキレイを保つことができます。
種類が豊富でカラーバリエーションが多いのも嬉しいメリットです。
ただ、樹脂デッキで一つ注意して頂きたい点は熱を持ちやすいという点です。
木粉にプラスチックを混ぜているので、熱を持ちやすく高温になることがあるため、スリッパやサンダルが必要になります。
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