セキスイハイムの防草シート品質
防草シートの施工については、防草シートの上に砂利敷きをすることがほとんどですから、施主が実際に目にするのは家の引き渡し後になることが一般的です。
つまり、砂利をかき分けて初めて防草シートを目の当たりにします。
外構工事担当者との打合せでは、防草シートの素材や品質についてまで、詳細を打ち合わせることはなく、お任せになることが一般的です。
外構工事の打合せは、家づくりの最終段階にあり、外構工事担当者が施主の予算に見合った外構プランを提案して見積書を作成するため、細かな商材まで特定・確認しながら進めることが少ないのが実情です。
ですから、予算内に収まるように外構工事担当者に安価な防草シートを選択されてしまうと、家の引き渡しを受けて半年、1年過ぎた頃には施主が困ることになってしまうのです。
筆者邸では1㎡=1,000円の防草シートが見積書に記載されており、施工範囲は約14㎡のため、
施工金額は14,000円でした。
残念ながらどのような素材のものを使用しているか、商材・型番は見積書には記載はありませんでした。
割高感は否めませんが、施工費が含まれている点はやむを得ませんし、結果的に雑草の抑制効果が期待できるのであれば良しとします。
ところが、家の引き渡しを過ぎて半年、1年経つと下写真のように雑草があちらこちらに生えてきます。
一般的なホームセンターなどで安価に購入することができる防草シートで、耐用年数は1~3年ほどと言われていますが、上記写真のような雑草が多く散見されるようになり、表面にほつれも見られるため、実際に後どのくらい持つのか疑問です。
次に外構工事専門業者に依頼した防草シートをご紹介します。
外構工事専門業者の防草シート
次に外構工事専門業者に依頼したケースについて紹介します。
専門業者が施工した防草シートは1㎡単価は1,050円、こちらも施工費込みの金額です。
具体的な商品名は「ザバーンプランテックス240BB」です。
不織布を用いたもので、雑草の抑制効果が高く、高い耐久性を持つシートでした。
こちらは施工から3年を過ぎましたが、ほとんど0と言っていいほど雑草が生えません。
セキスイハイム外構担当者との打合せ時の注意点
両社の費用はほとんど同じでも素材の違いは明らかです。
セキスイハイムの場合は施主の予算に合わせて利益率を計算しますので、下請け会社に支払う分にセキスイハイムの利益が上乗せされるという構造上、同じ費用であっても安価な商材を使用されます。
防草シートの素材については、施主のほとんどは、知識がありませんので、打合せの際に言及することはありません。
また、防草シートの上に砂利を敷く工事が多いと思われますので、セキスイハイムの担当者からすると、現物を見られることがまずありません。
言い方は悪いですが、安価で粗悪な防草シートだと気が付づくのは、家の引き渡しから1年から数年経過したくらいからです。
ですから、施主自ら身を守る必要があります。
ぜひ、セキスイハイムに外構工事を依頼する場合には担当者に対して、防草シートの素材や商材をご確認ください。
ザバーンプランテックス240BBがいいんですけど。
その上で「不織布で耐久性の高い防草シート」を依頼することをお勧めします。
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