地震とセキスイハイムの倒壊

セキスイハイムの震災・地震に強い家(耐震技術と倒壊実情)

鉄骨ユニット(ラーメンボックス構造)と高性能外壁

セキスイハイムのユニットは、柱と梁をジョイントピース(補強鋼板)を介して溶接して、柱と梁を一体化して作られるボックスラーメン構造で、太くて丈夫な柱と梁をボックス型に一体化して作られます。

ユニットを上下左右に連結することで完成する構造体が、地震エネルギーを分散させて、建物をしっかり支えます。

柱と梁は常に直角に保つように作られており、建物自体の変形量が少なく、被害を受けにくい構造体となっています。

セキスイハイムのユニット構造
リンク先:セキスイハイム

 

ハイムの住まいに取り付けられる外壁は、一枚一枚が木造軸組工法の耐力壁の2倍以上の強度を誇る高性能耐力外壁です。

スプリングジョイントとガスケットによって、エネルギーを分散させて地震の揺れに柔軟に追従します。

この外壁が家の周囲に配置されることで、建物自体が非常に堅く、強く、震度7レベルの地震が起きても、鉄骨ユニット構造の特性である「しなやかさ」を温存したまま衝撃に耐えることができます。

高層ビルにも使われる原理(ガイアス)を応用しており、地震・台風などのエネルギーを構造全体に分散させて地盤へと受け流すしなやかな構造です。

 

ハイテンションボルト

強度的に完結されたユニットを組み合わせてできるラーメンボックス構造は接合部も非常に強固です。

上下のユニット間には、橋梁などに使用され半永久的に力を保持する直径16mmのハイテンションボルトで、ユニット全体を緊結しており、各ユニットから基礎までが一体化されウィークポイントのない強靭な構造体となっています。

ハイテンションボルト
リンク先:中四国セキスイハイム

 

このハイテンションボルトは明石海峡大橋にも採用されています。

それと同じものが一邸のユニットを接合しているのですから、どれくらい頑丈な家であるかはお分かりいただけると思います。