2階の快適エアリー設置によるデメリット

2階の快適エアリーのデメリット(天井高・費用・修理等)を紹介

2階に快適エアリー設置すると天井が低くなる

1階の快適エアリーはダクトが床下にありますが、2階に設置する場合には天井内(壁上部)にダクトを通すことになります。
2階に快適エアリーを設置するデメリット
廊下の吹き出し口
ダクトを通す分、天井が約30cm低くなります。
これは2階全室に快適エアリーの吹き出しを行うのであれば、全室にダクトを通すことになりますので、廊下の天井はすべて低くなります。
2階の快適エアリー設置によるデメリット
居室の吹き出し口

居室・収納スペースを削られる

2階部分に「ヒートポンプ式冷暖房・除湿ユニット」を設置する必要があるため、その分の居室・収納スペースを削る必要が生じます。
上記ユニットは一般的に収納扉を付けて設置されます。
2階の快適エアリーのデメリット
扉を開けると下写真のようになっています
2階の快適エアリーのデメリット
ヒートポンプ式冷暖房・除湿ユニットを収納

 

本来、快適エアリーを2階に設置しない場合には、収納スペースに利用するであろう空間を一つユニット収納に使用する必要がありますので、その分、収納スペースが削られます。

収納を多く取りたい場合には2階のユニット分がデメリットといえます。

 

 

快適エアリーの修理が大変

1階の快適エアリーに不具合があった場合は、セキスイハイム(ファミエス)社員で対応が可能なことが多いです。

しかし、2階の場合は上記のとおりユニットが収納されており、ダクトが壁内部を通っていることから、不具合が起きた場合にはセキスイハイム(ファミエス)の社員では対応しきれません。

そうなると、長府製作所の担当者が来てからの修理となりますので、大掛かりになることも少なくありません。

この点はデメリットと言えるでしょう。

 

費用が高額

一般的に快適エアリーは居室の広さにもよりますが1階部分80万円前後~100万円前後、2階部分で40万円~50万円前後の費用が掛かります。この初期費用の高さがデメリットと言えます。

2階は寝室や子供部屋を設置することが多いため、費用を抑えた市販のエアコンを購入する施主の方が多いようです。

運よくキャンペーン期間中に家を建てることができれば、快適エアリーを半額で採用できるケースもあります。

 

セキスイハイムの親会社である積水化学工業株式会社の割引がある場合は、市販のエアコンを購入するよりも快適エアリーを採用した方が安く済むケースも出てきますので、キャンペーンや割引については、営業担当にお尋ねください。

 

2階の快適エアリーは掃除が面倒

1階の快適エアリーは床のガラリを外して掃除機を掛ければよいのですが、2階の場合は手が届かない高さにあるため、椅子等を使用して掃除を行う必要があります。

 

詳細は下動画をご覧ください。

 




 

終わりに

快適エアリーを2階に設置した場合のデメリットはいかがでしたでしょうか?

1階に設置するご家庭は多くても、上階に設置するご家庭の割合は少数のため、これまで具体的なデメリットが分からない方も多かったのではと思います。

確かに本記事で挙げたようなデメリットはあるものの、快適エアリーを1階、2階すべてに設置することで、快適さは増します。

費用面が許せば家丸ごと快適エアリーで空調管理するのも選択肢としてはアリだと思います。

 

一方で、故障のリスクを一番に考えるなら、2階には快適エアリーを設置せずに、市販のエアコンの方を採用する方がリスクは回避できそうです。