失敗しないセキスイハイムの外壁磁器タイル(種類と価格・メンテナンス)の選び方

失敗しないセキスイハイムの外壁磁器タイル(種類と価格・メンテナンス)の選び方

台風の到来が多い日本では、激しい風雨に耐える強さと防水性を備えた安心設計で、住まいを守る役目の外壁についてよく考える必要があります。

また、木造建築が多く住宅密集のために火災時に心配される類焼や延焼に対しても、燃えない素材を使って高い防火・耐火性能を備えた外壁の重要性が増してきます。

 

そこで、セキスイハイムの代名詞でもあり話題に事欠かない「外壁磁器タイル」にスポットを当てて種類・費用・メンテナンス・性能の点から賢い外壁の選びを考えましょう。

 

外壁タイルを貼ると決めたら、種類や色を決めることも大切ですが、その分の費用も大きく増えますので、予算全体のバランスを考える必要があります。




外壁磁器タイルの種類

レジデンスタイルG

石の陰影を再現したスクエア柄。上質な雰囲気の中にモダンな印象を与えてくれます。

カラーは全5色、住む人の好みを選ばず、家族の年齢や嗜好の変化にも飽きないデザイン性の高い外壁です。bjシリーズを除いて、採用することができます。

 

セキスイハイムのレジデンスタイル

(クリックするとセキスイハイム東海のHPが開きます)

 

セキスイハイムのレジデンスタイルG

(クリックするとセキスイハイムのHPが開きます)

 

 

 

レジデンスタイルN

厚みの厚さによって陰影を刻み、彫りが深く石積みのように格調高いタイルです。

このタイルは賛否あり、高級感を得たい施主には需要があるようですが一部には不人気です。

 

ただ、不思議なもので、セキスイハイムで家を建てようかと悩み中の方には余り人気がなく、建てることを決心して契約を結ぶ段階になると、レジデンスタイルの厚みや凹凸に徐々に魅力を感じ始めて採用を悩むようになります。こういう施主は結構多いようです。

プレミアムカラー3色(プレシャスホワイト・ボルドーブラック・プレミアムレッド)とスタンドカラ―3色(ローズベージュ・ブラウン・ノーブルベージュ)で、bjシリーズを除き採用することができます。

セキスイハイムのレジデンスタイル

セキスイハイムのレジデンスタイル外壁

セキスイハイムの外壁タイル・レジデンスタイル

 

 

ラスティックタイル

多くの住宅で採用されているラスティックタイル、性能はレジデンスタイルと同様で異なるのは凹凸の有無のみ。

カラーはホワイト・ブラック・コーラルオレンジ・ローズベージュ・ブラウン・ノーブルベージュ・スカイブルー・グラスグリーンの8色ラインナップです。ただし、ノーブルベージュ・スカイブルー・グラスグリーンの2色は部分貼りのみ対応可。

 

個人的には余りお勧めしませんが、建物の一階と二階で色の張り分けをする施主もいらっしゃっいます。

また、建物の凹凸部分だけ張り分けを施す場合もあります。

  • ブレイクジョイント型(互い違い)

セキスイハイムの外壁、ラスティックタイル

 

  • ストレートジョイント(縦のラインを揃えたタイプ、カラーはホワイト・ブラック・コーラルオレンジの3色はbjシリーズに採用することができます。)

セキスイハイムのラスティックタイル外壁

 

 

Sラティスタイル

ラティスタイルは全てのシリーズに対応しています。目地が描くグリッドが印象的でシャープでモダンな外壁を演出します。

カラーはペールオークル・ペールホワイト・アッシュグレー・シェルローズ・アッシュブラウン・フランベージュの6色ラインナップです。

セキスイハイムの外壁、ラティスタイル 

 

 

スクラッチタイル

パルフェ・ドマーニ・デジオの3シリーズのみで採用することができる。縦ラインの削ったような模様が個性的です。

セキスイハイムの外壁、スクラッチタイル

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性能・特徴

風雨や紫外線・酸性雨に強い

もともと親水性のあるタイル表面に微細な凹凸がつき、サビや風雨に強い外装材を採用しています。

磁器タイルは、紫外線や酸性雨に強く、汚れもつきにくい優れた素材です。

無塗装なので、塗り替えの必要もなく、手間をかけずに美観を長く保つことができます。

 

長期間汚れが付きにくく、美しさも維持できるため、塗装外壁やサイディング外壁のように定期的な防水処理や再塗装などのメンテナンスが大幅に軽減されます。

 

セキスイハイムの外壁・性能・汚れを落とす・シリカが含まれている

(クリックするとセキスイハイム公式HP耐久性能ページが開きます)

 

また、磁器タイル外壁表面には多くのシリカがあり、水酸基と結合しています。水酸基は電気的に水分子を吸着し、外壁にはいつも薄い水膜が形成されて、高い親水性を発揮します。

雨が降るたびに汚れが落とされるので、長期間にわたって美しさを保つことができます。

その磁気タイルを、防水性に優れたSFCボード に、高い防水性能の弾性エポキシ接着剤で貼ることにより、化粧目地をなくし、耐久性と防水性を一層向上させています。

 

防火性能

また、防火にも優れた性能があります。3m離れた隣家の火災では、約840℃の炎に外壁や軒天がさらされますが、防火実験においてはハイムの外壁材SFCボードは、約840℃の高温にさらされても裏面は、木材の発火点(260℃)を大幅に下回る約80℃以下という性能で類焼を防ぎます。

 

磁器タイルは土や石でできた安定した無機物であること、そして高温の炎の中で長時間焼きしめられて作られており、上記SFCボードに貼られているため、さらに防火性能は高まります。

セキスイハイムの外壁磁器タイルの種類とメンテナンス

(クリックするとセキスイハイム公式HP耐火性能ページが開きます)

 

また、展示場によっては、磁器タイルの横にマイナスドライバーやハンマーを置いています。

これは、先端が尖った金物で叩いても引っ掻いても傷が付きづらいことを体験してもらうためです。

確かに磁器タイルは、重量があり、しっかりしていることは手に持つと分かりますので、これらを体験コーナーがお近くの展示場にある場合は是非お試しください。

かなり力強くドライバーの先端で突き刺しても、引っ掻いても傷は付かないです。台風で物が飛んできて当たっても全く傷が付かない理由が分かると思います。

 

下の写真のとおり、SFCボードの上に磁器タイルを貼っています。かなりの厚さと重量があり、片手では持てない程の重さです。

頑丈で燃えづらいことは実際に触れるとよく分かります。

 

セキスイハイムの外壁タイルの厚さ

費用

一般的に外壁総タイルにする場合、多く採用されるのがラスティックタイルです。ラスティックタイルは約40坪の建物で110万円弱くらいの費用になります。

 

レジデンスタイルNを採用した場合はラティスティックタイルに約70万円が上乗せになり、

費用は180万円台に上がります。

 

レジデンスタイルGを採用した場合はラティスティックタイルに約85万円が上乗せになり、

費用は195万円前後になります。

この差額をどうするかは水廻り設備やインテリア工事、エクステリア工事の優先度にもよります。

例えば、システムキッチンや洗面台などの水廻り設備をセキスイハイムの標準仕様から選び、外壁磁器タイルのグレードを上げて予算を掛けるという選択もあるでしょう。

 

気を付けていただきたいのは、インテリア工事・エクステリア工事の打合せ中には、ユニットの工場発注をしなければならないため、発注までには外壁磁器タイルを採用するかどうかを決めなければなりません(これは鉄骨系の場合、工場で磁器タイルを貼るため)。

 

特に外構・エクステリアに重点を置きたいと考えている場合は、早い段階でエクステリア工事にどのくらいの予算を掛けるのかを決めておくことができれば、上記外壁磁器タイルにどのくらいの費用を掛けるか、予算の配分もスムーズにいくと思います。

営業担当を通して、先に外構担当に概算費用を提示してもらうことをお勧めします。

 

 

メンテナンス

セキスイハイムの外壁磁器タイルは工場生産(鉄骨系の場合。木造住宅は現地でタイルを貼ります。)です。

他のハウスメーカのように現場で工事をすることはありません。したがって、厳しいしい審査に合格して出荷されるため、「ズレ」や「浮き」など生じない(生じづらい)という特長があります。

メンテナンス費用は、一般的な住宅(モルタル塗装外壁)と比較されることが多く、磁器タイルの場合、元々塗装は不要のため、外壁の塗り直しというものは必要がありません。

その点を営業マンがいわゆるメンテナンスフリーの利点を高々と謳っているのです。しかし、本当にメンテンナンスが不要なのか、磁器タイル自体はそうであっても、目地の部分がどうなのかという点は疑問が残ります。

 

なお、この目地についてはセキスイハイムの場合「定型ガスケット」を使用しており、耐用年数は20年~30年と幅があります。接着剤を使用していないため、紫外線や雨の影響による歪み・剥がれ・ひび割れが少なく交換・修繕の頻度も長期間は不要というメリットも大きいです。

 

一般住宅の外壁塗装費用

一般40坪の住宅で、外壁塗装を行う場合は以下のものが生じます。

  • 足場
  • 養生
  • 飛散防止ネット
  • シーリング
  • 下塗り
  • シリコン系の塗料

これらの金額を合わせると90万円~100万円の相場になります。足場の業者や工賃を考えると地域によっては更に費用が増す場合があります。

これを十数年ごとに繰り返すことになるのですから、セキスイハイムの磁器タイルは初期費用は掛かるものの、メンテナンス費用を削減できるメリットは大きいといえます。

 

 

最後に筆者の戯言

外壁磁器タイルを採用する場合としない場合との見積額が大きく変わりますが、家の外観を左右する要素の一つです。高性能・高品質であることは間違いなく、将来のメンテナンス費用を初期投資によって抑えることも可能になります。

 

筆者としては、レジデンスタイルGもしくはレジデンスタイルNを展示場で見て、どちらかを当初採用するつもりでしたが、これらのタイルが貼られている建物(建売・注文住宅)を実際に完成見学会で見たところ、上記の価格差を許容できるほどの納得が自分の中で得られなかったのが正直なところです。

つまり、性能は変わらないのに、70万円、80万円を上乗せする価値がどうしても見出せませんでした。

完成見学会に訪問した際のことです。訪問したお宅はレジデンスタイルN。そのお隣に建っていた建売住宅がラスティックタイルのブラック(2018年からブラックがこれまでの単色から、レジデンスタイルNのボルドーブラック同様にまだら模様になりました。)だったのですが、道路から見る分は一見違いが分かりませんでした。

近づいてよく見ると凹凸があり、レジデンスタイルであることが分かるというものでした(飽くまで個人的な感想です)。また、セキスイハイムの施主家族といった限定した範囲でのみタイルの違いが分かるというレベルです。

 

また、レジデンスタイルGは手に持って単体で見るとデザイン性が高くカッコいいと思ったのですが、実際に貼られている物件を見ると、強調し過ぎて、ごちゃついているイメージを受けました(これも個人的な感想です。)。

なお、上記タイルは全て性能は同じで、デザインのみが異なります。

 

以上の経緯を踏まえて、費用面・性能面・実際に物件を見た印象から、筆者邸はラスティックタイルのブラック一色を採用することにしたのです。

 

これは実際に住み始めて分かることですが、普段の生活の中で外壁をじっくり見る時間というのが少ないのです。

家の据付時には外構が完成していないため宅地に家だけが建っている状態で外壁に自然と目が行きますが、外構工事が完成して門扉やフェンス、タイルデッキや植栽、カーポートが付くと「外壁磁器タイル」を意識して見なければ外壁の色以上に情報が入ってこないから不思議です。

 

(関連記事)

 

アプローチ・植栽・門扉などエクステリアを含めて、家の外観になるということを理解の上で、外構担当にパース(完成イメージ図)を作成してもらうと良いです。

 

また、実際に現場見学会や完成見学会、セキスイハイムの建売住宅を見学される際は、インテリア等の内装や設備に目が行きがちですが、外壁磁器タイル以外に門扉や植栽、デッキやカーポートなどにも注目することをお勧めします。

 

セキスイハイムの外構、門扉や植栽

(クリックすると静岡セキスイハイムエクステリア㈱さんのHPが開きます)

 

エクステリアは何も外壁だけではありません。門扉のデザイン性、植栽の種類やバランスによっても家の雰囲気はガラッと変わります。

セキスイハイムの外構実例

(クリックするとガーデンプラットさんのHPが開きます)

 

カーポートを設置するか、ガレージを設けるかでも家全体の高級感が全く変わりますので、外壁磁器タイルに追加費用(予算)を掛けるか、それともレジデンスタイルを止めてその分の費用をカーポートや植栽・門扉(門柱)・フェンスなどに予算を掛けるかをよく考えた方が良いでしょう。

 

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